年収には大きな格差がある

IT系のエンジニアは他の業界で働く一般的な職種の人に比べると、平均年収が高めになっています。専門的なスキルを活用して働く職種だからです。IT系のエンジニアは正社員として企業に勤めることもできますが、スキルによってはフリーランスとして働くこともできます。どちらの場合でも、高いスキルや知識によって成果を上げていくと年収を上げていくことが可能です。

この2つの働き方で平均年収にはあまり大きな差はなく、個人としての働き方の好みや働きやすさ、将来性などを考慮してどちらかを選んでいる傾向があります。しかし、あくまで平均で見た場合には差がないというだけであって、個々の年収の状況には大差があるのも事実です。

より年収のばらつきが大きいのがフリーランスであり、正社員の場合には年齢層と職種が同じであればほぼ同じような年収になっています。フリーランスの場合には努力と能力によって稼ぐ報酬額に差が生じやすいため、ほとんど収入がなくて生活に苦しんでいる人から高報酬を稼いで他のエンジニアから羨望の眼差しで見られるようになっている人まで幅広くなっているのです。

職種による違いよりも、どのようなスキルを持っているかや仕事にどれだけの時間を割いているかによって年収が変わりやすく、挑戦的で努力家の場合にはフリーランスをすると年収が高くなる傾向があります。地道に働いていきたいという場合には、正社員で働く方が年収を下げずに済む点で無難です。